富山視覚ハンディキャップテニス講習会 報告
日本視覚ハンディキャップテニス協会 普及部 武井実良
日時 2008年2月10日(日) 9時〜16時
場所 富山県立盲学校 体育館
主催:日本視覚ハンディキャップテニス協会
協賛:花王ハートポケット倶楽部、花王株式会社
協力:バリアフリーテニスクラブ
1.参加者:富山県視覚障害者協会青年部他(21名)
全盲大人 富山3人・石川1人
弱視大人 富山5人・石川1人
弱視生徒 富山3人
教員 富山3人
健常者 富山青年部2人・石川コーチ3人
2.コート:
周囲に多少の器具が放置されていましたが、バレーボールコートの片方のサイドラインを活用し、問題なくライン引きができました。体育館の残響時間も短く、ボールの音も聞きやすかったです。
3.デモンストレーション:
武井 対 椎ケ本さんで、B1のシングルスを2ゲーム行いました。「すげえ!本当かよ!?」と声が聞こえてきました。
4.指導:
(全盲者) 担当者は向吉コーチ。午前はコートの反面で、基礎練習を行いました。午後は、前半はサブエリアで基礎練習、後半はコート一面を使ってのラリーやサーブ練習を行いました。数人が1・2回のラリーができていました。サーブを入れるのに苦戦していました。
(弱視者) 担当者は高橋コーチ。午前はコートの反面で、基礎練習を行い、視力適にはB3クラスの方が多かったためか、すぐにラリーができていました。午後は、前半は弱視者同志によるラリー・高橋コーチとのラリーを行いました。後半はサブコートで、バックハンドの練習をおこないました。1バウンドでラリーをしている方が多く見られました。バックハンドに苦戦していました。
5.反響:
富山盲学校の先生方が熱心にプレーしていましたので、生徒さんに伝えてくださると思います。「自分自身が楽しいから生徒にもやらせたい!」と、嬉しいお言葉をいただけました。
石川県からいらしたコーチの方も「地元のクラブを盛り上げて大会に出場できるほどの技術を磨きたい!」とおっしゃってくださいました。
また、富山視協青年部長の浜野さんは、「クラブ名は何にしようかなあ!?「と、テニスクラブの立ち上げに前向きになっておりました。
6.講評:
皆さん、とても楽しそうでした。事故もなく無事に終了できた事に、感謝申し上げたいと思います。「皆さんに、楽しかった!と言っていただけた事が嬉しいお土産です!」と、声を大にしてお伝えしてきました。
最後になりましたが、花王さん、ご支援いただきありがとうございました。