日時:平成29年9月10日 13時から16時まで
場所:熊本県立盲学校体育館
主催:熊本県視覚障がい者福祉協会青年部
協力:日本ブラインドテニス連盟
中国地域ブラインドテニス協会
当初2016年に計画していた熊本でのブラインドテニス体験会は、熊本地震の影響により、翌年2017年に開催されました。
熊本の視覚障がい者17名、晴眼者3名、隣県の視覚障がい者1名の21名の体験者と中国地域協会より広島から2名、熊本から1名の計3名がスタッフとして参加しました。
体験者は、普段グランドソフトボールで身体を動かしている方が多かったこともあり、初めてとは思えない反応のよさを感じました。
弱視の方は、ラリーが続く場面が何度も見られ、全盲の方も、ネット付近から軽く手で投げるボール、さらには、ラケットを使っての球出しにも上手くバウンドを合わせて打ち、ネットを越えて返球する場面が多くみられました。
体験会終了後には、感想を伺いましたが、「空中に飛んでくるボールを打ち返すことができるのかと不安だったが、実際体験してみて三次元の世界でラリーができて楽しかった」、「横に動いて打つのが難しかったが、楽しかった」、「グランドソフトをしない冬などに、ブラインドテニスで体を動かしてみたい」等の声が聞かれました。
今回の体験会には、熊本県の副知事がおこしくださり、実際に体験されました。副知事からも、「ブラインドテニスをぜひ熊本で広めていけるといいですね」と、お言葉をいただきました。
熊本の視障協役員からも、「今回は、レクリエーションの一環で人を集めましたが、次回はブラインドテニスを広める行事として開催したい」と言われ、今回スタッフとして参加された熊本在住の荒木さんも、「熊本でサークルを作るなら、協力していきたい」と、意欲を滲ませておられました。
参加人数も多かったですが、大盛況のうちに、体験会が終了しました。