平成26年3月30日、佐賀市立体育館(佐賀市本庄町)にて、ブラインドテニス体験会が開催されました。
主催は佐賀県視覚障害者団体連合会で、中国地域協会からは2名の理事が伺いました。
今回はサークル発足を目標に、昨年に引き続いて2度目の体験会ではありましたが、福岡ラビットのみなさんにも応援に来ていただき、視覚障害者20名、ボランティア・サポート17名と多くの方が参加してくださいました。
昨年の体験会で興味をもたれ、福岡まで毎月練習に行かれているという方もおられましたし、特別支援学校の先生が体育の授業に取り入れたいと、今回も参加してくださいました。
その先生は視覚連青年部の部長もされているとのことで、秋にはブラインドテニス体験会を実施予定であるなど、1年を経て着実に佐賀にブラインドテニスが根付いてきていることを実感することができました。
また、サポートも充実しており、車椅子テニスのコーチをされている方や、マラソンで伴走をされている方など、日ごろからテニスや視覚障害者に携わっていただいている方がほとんどで、体験会の中でもちょっとしたアドバイスをされると、レシーブがネットを越えるようになったりサーブが入るようになるなど、体験者の方々もとても嬉しそうでした。
中には、全盲の女性の方ではありましたが、ボールを追いかけるのに夢中になり、回転レシーブが飛び出るなど会場から拍手喝采で、大変な盛り上がりでした。
コートが2面とれたので、初めての方も2度目の方もしっかりとボールを打ってもらうことができたのではないかと思います。
また、来年度の体験会候補地であります大分県の方にも声をかけていたところ、ご家族と一緒に参加してくださり、大分でも絶対にやりたいと言っていただきました。
体験会終了後、みなさん口々にまたやりたいとの声があがり、この度主催でもありました視覚連の会長さんが手をあげてくださいまして、次回の練習日も決定。今後も継続して練習をしていくとのことでした。
福岡でもそうでしたが、佐賀でもサポートのみなさんが大変協力的で熱い方が多く、特に車椅子テニスのコーチの方が言われていたことがとても印象的で、見える人にも「ボールの音を感じろ!」とアドバイスをするのだそうです。
「見える見えないにかかわらず、ともにスポーツを楽しみましょう」との暖かいメッセージをいただきました。
実り多き体験会でありましたこと、このような出会いをいただきましたことに感謝申し上げます。