日本ブラインドテニス連盟会員各位
拝啓
秋麗の候、皆様におかれましてはますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。平素は当連盟活動にご理解・ご協力賜り誠に有難うございます。
さて、当連盟は10月21日をもちまして、設立34年を迎えることとなりました。これもひとえに皆様からのご支援・ご協力あったからこそと感謝申し上げます。
34年を振り返れば1990年10月21日に「第1回視覚ハンディキャップテニス大会」が、国立身体障害者リハビリテーションセンターで行われました。
その際日本視覚ハンディキャップテニス協会が設立しました。その後、名称を日本ブラインドテニス連盟に変更し、2007年頃より国外普及活動を行いました。そして2014年アメリカのテキサスで第1
回ブラインドテニス国際会議が開催され、国際ブラインドテニス協会(IBTA)が設立されました。しかしこの会議が日本にとって大きな問題となりました。今まで行っていたコートサイズが変更なされ、日本では「今までの国内ルールで行うべき」や「国際ルールに従うべき」など大きく2分する形となり、日本のブラインドテニス界の暗黒時期に突入することとなります。
昨年の代議員会にてようやく連盟として国際ルールに従って行う事となり、これを機に新たな一歩を踏み出そうとしています。しかしこの間、海外の選手のブラインドテニスの技術力は高まり、日本にとって大きな痛手の期間となりました。
私たちはこの遅れを何とか取り戻し、また故竹居視良初代会長をはじめ、歴代の会長の意志を引き継ぎ、日本発祥のこのブラインドテニスをより発展していきたいと考えています。
今日このブラインドテニスの日に初心に立ち返り、皆様とともにブラインドテニスを楽しみ、よりよい運営を心掛けていきたいと考えております。
今後共何卒ご協力・ご支援の程宜しくお願い申し上げます。
2024年10月21日
日本ブラインドテニス連盟
会長 芳本 宏