第32回 日本ブラインドテニス大会 申し合わせ事項

1. 競技方法および試合方式

  1. エントリーが3名のクラスを除き、次のとおりとする。
    ① 競技方法: 勝ち残り方式のトーナメントとする。なお、3位決定戦は行わない。
    ② 試合方式: 4ゲームマッチ(ショートセット方式)(注1)を基本とするが、準決勝戦および決勝戦については、1セットマッチ(6オールタイブレーク)(注2)とする。
  2. bエントリーが3名のクラスは次のとおりとする。
    ① 競技方法: ラウンドロビン方式(総当たりリーグ戦)とする。
    ② 試合方式: 1セットマッチ(6オールタイブレーク)(注2)とする。

注1)4ゲームマッチ(ショートセット方式)
相手に2ゲーム以上の差をつけて4ゲーム以上を先取した側がその試合の勝者となる。
ただし、4−4となった場合はタイブレーク・ゲームにより勝敗を決する。

注2)1セットマッチ(6オールタイブレーク)
相手に2ゲーム以上の差をつけて6ゲーム以上を先取した側がその試合の勝者となる。
ただし、6−6となった場合はタイブレーク・ゲームにより勝敗を決する。

2. コート/ラケット/ボール/サーブ時の声掛け

(1) コートの規格(JBTF競技規則付録1 IBTA基準を適用)

  • B1クラス
    縦12.80m × 横6.10m
    サービスライン:ベースラインから前方1.80m
    ネットの高さ :83cm
  • B2およびB3クラス
    縦18.28m × 横8.23m
    サービスライン:ベースラインから前方2.74m
    ネットの高さ :90cm

(2) 競技ラケット
① ラケットの全長は以下を上限とする。(JBTF競技規則付録2 IBTA基準を適用)
B1クラス: 23インチ以下
B2・B3クラス: 25インチ以下
② 試合直前に長さを測定し、規定外のものについてはそのラケットを試合に使用することはできない。
③ 試合中におけるラケットの交換は、エンド・チェンジ時(下記、3.(3)参照)にのみ認める。ただし、ラケットの破損等やむを得ないと主審が判断した場合はこの限りではない。

(3) ボール
B2・B3クラスにおいては、黄色または黒色のボールを選択できる。ボールの選択は
サーバーが行い、サービスゲームごとに変更できるが、同一ゲーム中は変更できない
(タイブレークも1ゲームと見なす)。
なお、B1クラスにおいては、黄色ボールのみを使用する。

(4) サーブ時の声掛け(JBTF競技規則付録3 IBTA基準を適用)
サーバー: Ready?
レシーバー: Yes.
サーバー: Play. ⇒ ボールをサーブする。

(5) 服装等
① 試合時の服装: 選手は上下テニスウェア、もしくはその他のテニスにふさわしいスポーツウェアを着用すること。
② B1クラス出場選手は、競技領域内では常にアイマスクまたはアイシェードを着用し、主審の許可なく外してはならない。

3. 試合方式に関する補足

(1) ノーアドバンテージ
全試合、ノーアドバンテージ方式を採用し、デュース(40-40)となった場合、次の1ポイントを先取した側がそのゲームを取得する。
その際、レシーバーがレシーブサイドを選択する。

(2) タイブレーク・ゲーム
7ポイントのタイブレーク・ゲームを行う。
すなわち、2ポイント以上の差をつけて7ポイント以上を先取した側がその試合の勝者となる(ポイント6−6となった場合、2ポイント差が付くまで続行する)。
ただし上記は、大会の進行状況などにより変更する場合もある。

(3) エンド・チェンジ(コート・チェンジ)
エンド・チェンジは、奇数ゲーム終了ごとに行う。
また、タイブレーク・ゲームにおいては、6ポイントごとに行う。
エンドの交代は90秒以内に行うものとし、その間に水分補給を行うことができる。
ただし、第1ゲーム終了後、およびタイブレーク中については、水分補給はできるが休憩を取ることはできない。

(4) 試合に関する時間制限について
大会日程の都合上、次のとおり試合時間に制限を設ける。
4ゲームマッチの試合 25分
1セットマッチの試合 35分
試合開始後、上記の時間を経過しても試合が終了していない場合は、その時点で行われているゲームの終了をもって試合終了とする。
このとき、
① 2ゲーム以上の差が付いている場合、試合終了とする。
② ゲームカウントがオールの場合、タイブレークにより勝敗を決する。
③ 上記最終ゲームが奇数ゲーム、かつ1ゲーム差の場合(4-3, 3-2など)は、
次の偶数ゲームまで行うものとする。その結果、ゲームカウントがオールとなった
場合は、タイブレーク方式により勝敗を決定する。

4. 試合前について(確認事項、サービス権、練習)

(1) 試合前の確認事項
主審により、ラケット(全長)、装着具(B1クラス:アイマスク
またはアイシェード)の確認を行う。
※なお、アイマスクまたはアイシェードの確認については、今大会、感染症対策の観点から、着用していることの確認のみとする。

(2) サービス権、エンド(コート)の選択
サービス権、エンドの選択はジャンケンとする。ジャンケンの勝者は、
次のいずれかの選択を行う。
A) 第1ゲームにおけるサーブまたはレシーブを選択する。この場合、ジャンケンの敗者はエンド(コート)を選択する。
B) 第1ゲームにおけるエンド(コート)を選択する。この場合、ジャンケンの敗者はサーブまたはレシーブを選択する。

(3) 試合前練習
a. 試合前の公式練習は,両選手、デュースサイド(右コート)2本、
アドバンテージサイド(左コート)2本のサーブを行う(レシーバーはリターンすることができるがラリーは行わない)。
b. 初戦(注)については、全体で3分間を限度として、上記のサーブ練習終了後、残り時間はストローク練習等に充てる。
(注)選手の一方にとって初戦である試合を含む。

5. 審判団からのお願い

主審の判定に対しての質問は受け付けます。また、フォールト、アウトとなった場合の距離と方向に関する質問は主審に行ってください。

6. 競技運営側からのお願い

① 競技進行にご協力ください。出場する試合の前の試合が開始しましたら、コート脇の選手待機場所にて待機していてください。
② プレーの妨げにならないよう定められた場所で観戦してください。特に各コートのベースライン後方にはとどまらないようにしてください。また、インプレー時は、ベースラインの後方を横切らないでください。
③ 飲食・喫煙は定められた場所で行ってください。
④ 体育館内に敷設してある用器具は使用しないでください。
⑤ ゴミはお持ち帰りください。
⑥ 十分に水分摂取をしてください。体調管理には十分注意し、無理のないようにお願いします。
⑦ お困りのことがありましたら、お気軽に本部席までお問い合わせください。

以上

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