青森視覚ハンディキャップテニス講習会

主催: 日本視覚ハンディキャップテニス協会
協賛: 花王ハートポケット倶楽部・花王株式会社
日時: 平成20年1月27日(日曜日) 10時から12時
会場: 青森県立盲学校 〒030−0936 青森市大字矢田前字浅井24−2 ℡ 017(726)2239 FAX 017(726)9809

2008年1月27日、青森県立盲学校において、テニスの講習会を行った。
東北地方は、福島県のサンアビリティーで毎年大会が行われ、クラブもあるが、そのほかの5県では取り組みがされていなかった。
今回の普及は、青森県立盲学校の對馬教諭がテニスのラケットとボールを個人で購入。
2007年5月にメールをくれたことがきっかけだった。

その後、6月に筑波盲で行われた講習会に体育の藤田教諭が参加。
すでに授業での取り組みが始まっていた。
青森盲は、少人数のためテニスが授業に入りやすかった。
今回の普及には、「実際にプレーヤーがテニスをする様子を観たい」との希望があった。
また、青森盲学校を通して、東北各県への普及を図ることも目的のひとつであった。

参加者 31名。
視覚障害者(小学部2名、中学部2名、専攻科2名)
児童、生徒の家族 5名 校長、教頭、教諭14名(そのうち視覚障害者2名)
日本視覚ハンディキャップテニス協会より 4名 (理事 普及部長 埼玉県立盲学校教諭 松居綾子、普及部員・発案者・関東地域協会会長 武井実良 理事 茨城県立盲学校 教諭 佐々木孝浩 理事 榎戸隆士)

コートづくりは、9時から開始したが、バドミントンコートが縦に一面あるので、そのラインを利用し、15分で終わった。
青森盲学校の先生たちが的確に動いてくれた。そのため、デモの練習をすることができた。
はじめに武井氏による講演「視覚ハンディキャップテニスとは」を行った。
ボールの開発の経緯などについて興味深い内容だった。子どもたちもよく聞いていた。
その後、体育館に移動。武井対佐々木の試合を行った。
B1の試合の様子やラリーが続く様子を伝えることができた。
次に晴眼者とともに楽しめることをアピールするために武井・松居ペア対佐々木・藤田教諭のミックスダブルスを観てもらった。
それから1時間ほど体験会を行った。

小学部、中学部の児童、生徒は、教室に移動。ボール投げから始め、段階的な指導法でスイングや打つタイミングなどを指導した。
体育館では、藤田教諭を中心に、球出しやラリーが行われた。最後に武井氏が投げたボールを晴眼者がアイマスクをして打つという体験を行った。
テニスをしたことがあるという中学部生徒の母がネットを越すボールを打ち、歓声が上がった。
NHK青森が取材に来て、その日の昼と夜のニュースで放送された。
校長会を通して、東北各地に普及され、テニス旋風が巻き起こりそうである。
お世話になった青森盲学校の先生方。本当にありがとうございました。感謝いたします。

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